2010年11月26日金曜日

決して新しくない新商品



ガクブチの可能性を探る中で、斬新なモノを生み出そうと、色々な角度からいつも考える。
ものづくりする以上新しいものを生み出す事は誰しもが苦闘する当たり前の悩み。

そんな中、いつもグルグルと同じところにはまり込み、行き詰まる。

額は、中に入れる作品にとっては保護する為の機能であるが、人にとっては装飾に過ぎない。しかしその装飾に新しい意匠を作為に作るほど野暮ったい額屋ヨガリは無い!誰も装飾に新しさは望んでない。
なので、人に対して機能的にするには?
の、ところを簡単に単純に組み合わせた。


斬新、から離れ、
額本来の加工は今まで通りしっかり手をかけ仕上げるが、簡素な装飾。

機能面は・・
額縁を 『箱』 にするだけの簡単な機能。

だけどアンティークで鈍なデザイン、大切なものを入れておきたくなる。
飾ってみたくなる。

大きく変わりゆく世の中で新しい事に注目が行く中
「新しい・古い?」や「和・洋?」とかじゃない所を見据え
ヤマモトは、先人から教わった良き作為を残し変化させ、発信してゆく。

良きものは残る。